善旦会向け作品のコーナー(すべてギター曲のページからの抜粋再掲です)
以下は私が都崎先輩に送ったメールのコピーです。
少々気負って書いたかもしれません。
私の思う中川善旦氏の音楽(編曲)について書いておきます。
1.やさしくてシンプルで無駄な音がない。
2.各パートはすっきり解決されていて楽譜そのものが美しい。
もう少し具体的に書くと、
3.キーの決定は弾きやすくて、楽器の魅力が引き出せる美しい音域を使うべく決定していること。
4.正しい和音が決定されていること。
5.正しい伴奏リズムが決められていること。
6、原則としてベースとギターの1拍目は、和音の根音を使用することとしている。
(和音が正しいのでベースを聞いているだけで曲の流れが浮き出る)
テンポの速い伴奏の場合は、どそどそ、れそれそなどはある。
7.和音進行の根幹となる音が2分音符以上の長さで
セカンドパートやドラパートに現れること。
これが大きな魅力となる流れを作っていると私は思っている。
8.各楽器の音域に十分気が配られており音の重なりによる不協和音をうまく避けている。
必要な不協和音はこの限りにあらず。
9.難しいパッセージは結局マンドリン音楽をつぶすとの考えからやさしく仕上がっている。
結果としてやさしすぎて飽きるという批判も一部ではあるが、
それは贅沢な批判だと思っている。
以上は結果として私が中川さんから引き継いだと思っている編曲の心得です。
中川さん以外のマンドリン合奏の編曲ではほとんどが上記を満たしていません。
最近私はもう少しギターを生かす編曲もしてみたいと思っています。
著作権の関係で以下の全曲を閉鎖しました。
H18.5.1 000001 からカウント開始