幼稚園時代は昭和２６年の４月からだと思う。
多分１年間だけだった。
歩いて１分にある檀那寺金林寺内の「美濃里幼稚園」は明治から続く幼稚園だ。
９０歳の義父は幼稚園の先輩に当たる！
もちろん家族は義母を除いて全員同窓生だ。
以下の４つを断片的に覚えているだけ。
我が次女の記憶と比べるとずいぶん少ない！
１．蛇の目傘
前後のいきさつは全く覚えていないが、
幼稚園時代に紺色の蛇の目傘を買ってもらった。
喜んでその傘をさして幼稚園に行ったら、
こうもり傘組に、こうもり傘の尖端で蛇の目傘を突き刺された。
軽蔑なのか、ねたみなのかわからない。
破れた傘を持って泣いて帰った。
それだけしか覚えていない。今なら和傘はおしゃれで高価だろうな。
２．輪転がし
鉄の輪を、ガイドのついた棒で転がしながら走る遊びが流行っていた。
ある時後ろから転がしてきた太く重い鉄の輪がお尻の割れ目に丁度あたった。
その日から長い間、お尻が掻くなるとその所為だと思うようになった。
これもただそれだけを思い出すばかり
３．フラッシュ
幼稚園の教室写真が１枚だけ残っていた。
自分だけ両耳に指栓をあてている。
光だけでなく音もこわかったようだ。
ずいぶんこわがりな子供だったんだな。
タックンは爺のこわがりがうつったんだろう。
４．森の小人
お遊戯会と言ったかどうかわからないが、お寺の本堂で踊った。
ボール紙のとんがり帽子をかぶって、あぐらをかいて、両手をひろげて踊った。
後年の私は、ダンスパーティのバックで演奏することはあっても、
フォークダンスや、盆踊りや、チークダンスを含めてもあまり踊ったことはない。
昔は恥ずかしがりだったな。
今はカラオケなどでも恥ずかしいと思うことはない。
１．森の木陰で ドンジャラホイ シャンシャン手拍子足拍子
太鼓たたいて 笛ふいて 今夜はお祭り 夢の国
小人さんがそろって にぎやかに ア ホイホイヨ ドンジャラホイ
２．おつむふりふり ドンジャラホイ かわいいお手手で 踊り出す
三角帽子に 赤い靴 お月さん にこにこ森の中
小人さんがそろって おもしろく ア ホイホイヨ ドンジャラホイ
３．お手手つないで ドンジャラホイ ピョンピョン はねはね輪になって
森の広場を 廻ります 今夜は明るい 月の夜
小人さんがそろって 元気よく ア ホイホイヨ ドンジャラホイ
４．みんなたのしく どんじゃらほい チョンチョン お手手を打ち合って
夢のお国の森の中 そろいのお服で 踊ります
小人さんがそろって 楽しそうに ア ホイホイヨ ドンジャラホイ
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